低気圧が近づけば、膝の振り子運動をしよう
冬に膝が痛くなりやすいのでは、雪や雨で低気圧になる日が多いことも関係します。アメリカのマクアリンドン先生ら全国にちらばっている200人の変形性膝関節症の患者さんの毎日の痛みとその地方の天気との関連性を調べましたMcAlindon T,et al.: Am J Med. 120:429-34,2007).。その結果、膝の痛みと最も関係が深かったのは、気圧の変化でした。正常の関節内圧は大気圧よりやや低く設定されています。関節内圧が大気圧と同じになった場合には、股関節は牽引しなければ、8mm脱臼すると言われています。関節内圧を高めるためには膝の振り子運動が良いと発表しています。だから、低気圧が近づいてきて、膝が痛くなってきたら、机に腰掛け、膝の振り子運動をしましょう。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田リウマチ科クリニック院長 大和大学整形外科非常勤講師 戸田佳孝
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