長時間座った後は腰痛予防のために足を後ろに挙げよう
国内のある大学では、21人の男性をベッドにうつ伏せに寝かせて、足がどれだけ挙がるかで股関節を後ろに伸ばす可動域を計測し、次に下半身だけベッドを30°まで持ち上げ、その時の腰椎の動きを調べました(井原拓哉ほか:.体力科学.59: 357-361,2010.)。その結果、股関節が後ろに良く伸びる人では下半身を持ち上げても4番目の腰椎から下の腰椎の並びが前に弯曲しませんでした。腰痛の原因の一つは腰椎の並びが前に弯曲することだと言われています。長時間の座位生活では股関節の前にある腸腰筋という筋肉が固くなって股関節が後ろに伸びにくくなります。だから、時々立ち上がって股関節を後ろに伸ばしましょう。論文の解説 江坂の整形外科診療所 戸田リウマチ科クリニック院長 大和大学整形外科非常勤講師 戸田佳孝
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