腰痛になってすぐに痛み止めを飲むのはお薦めできない
ハーバード大学のAtlas教授がまとめたガイドライン(治療指針)では、一般に12週間未満の腰痛の場合は、温熱シート、マッサージ、鍼治療、脊椎徒手整復により効果が得られる可能性があると書いています(Qaseem A, et al. Ann Intern Med. 2017)。12週間以上続く場合でも、運動療法、鍼治療のほか、ヨガ、太極拳、マインドフルネスによるストレス軽減、ガイデッド・リラクゼーションなどの「心身」療法、認知行動療法が有効な場合があるという結果でした。だから、腰痛になった時はいきなり、痛み止めを飲まずにまずは、薬以外の治療法を試してみましょう。
論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田リウマチ科クリニック院長 大和大学整形外科非常勤講師 戸田佳孝
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