ホモシステインは活性酸素を出して血管を傷つけるために動脈硬化を起こす悪い物質として知られています。骨はコラーゲンが網のようになりそこにカルシウムが沈着してできあがりますが、ホモシステインはコラーゲンの網をつぶし、骨を劣化させます。一方、納豆は血液のホモシステインの濃度を下げる働きがあるので骨の劣化を予防してくれます(小林 直人ほか富山県衛生研究所年報.40: 72-76,2017)。歳をととってくると顎の骨が劣化してきてモゴモゴした口になりますが、それを防ぐためには納豆が良いかもしれません。論文の解説:江坂駅近くの整形外科 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝