末廣先生達の研究では何度も腰痛を起こす人と腰痛のない人に腹ばいになってもらい脚を後ろに伸ばしてもらった時の筋電図を計測しました。その結果、腰痛のある人では股関節を伸ばす大殿筋というお尻の筋肉の活動が弱かったそうです(末廣忠延ほか:ヘルスプロモーション理学療法研究.8: 29-33,2018)。その理由はお尻の筋肉が弱くなると骨盤がグラつきまた腰痛が起こりやすいからだそうです。だから何度も腰痛を起こす人は腹ばいになって脚を後ろに蹴り上げる筋トレをしましょう。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝