自粛による運動不足3:腰痛を起こしやすい人はスクワットより腰割りをしよう
欧米では下半身の筋肉のトレーニングとしてはスクワットが一般的です。しかし、スクワットでは背骨よりもお尻が後ろに出てしまうので後ろに転倒しない(尻餅をつかない)ように背筋が収縮して腰を反らして姿勢を保つ必要があります。このため、腰痛をよく起こす人にはスクワットはあまりお薦めできません。一方、相撲の基本姿勢である腰割りはお尻を真っ直ぐ下ろすので体の重心は左右の足に分散されるので、腰痛をよく起こす人でも背筋に負担がかけずに下半身の筋肉が鍛えられることがわかりました(栖原弘和ほか:腰割り動作のバイオ….日本臨床スポーツ医学会誌22: 128-137,2014)。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
前の記事へ | TOPヘ | 次の記事へ |