頸椎の椎間板にかかる負荷は頚部を45度曲げると25kg、60度曲げると約27kgであり、この負荷は椎間板の老化を急速に進め、椎間板が後ろに飛び出し、腕や脚に行く神経を圧迫し、頸椎椎間板ヘルニアを起こす可能性があります。このため、Meziat-Filho先生達は携帯のテキストメッセージを送っている間、患者に携帯電話を目の高さまたは目の近くで持ち上げることを勧めています。(Meziat-Filho et al:Spine J. 18:714-715,2018)。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝