捻挫を適当に治療していると腰痛で一生悩まされる
学生時代スポーツをしていると捻挫ぐらいで大事な試合を休めたくないので、整形外科には行かず、チームにも内緒で自分でテーピングをぐるぐる巻きにして試合にでたりしましたよね。それを繰り返していると靱帯の傷が広がって次第に足首が上に持ち上げにくくなります(背屈制限)。北谷先生達の研究では足関節の背屈制限があるとそれを補うために膝を伸ばしてあるくようになります(北谷亮輔, 大畑光司, 澁田紗央理:足関節背屈制限と歩行速度の変化が歩行時の下肢関節角度と筋活動に与える影響.日本基礎理学療法学雑誌.16: 29-37,2013.)。膝を伸ばして歩いていると腰椎に負担がかかり、腰痛が出て、慢性化しやすいです。だから、捻挫はその都度しっかり治しましょう。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
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