日本代表選手に支給シューズを貸してチームドクターは裸足で閉会式に参加した
今回も関西医療大学の増田教授に教えてもらいました。あっという間に冬季北京オリンピックが終わってしまいました。マスコミの記事を観ますと、コロナ禍の影響か日本のスポンサーにメリットはあまり多く無かったそうですが、公式ウエアは好評で、購入された方も多かったそうですね。
JOC関連の国際大会ではジャージやシャツ、シューズ、バッグ、スーツケースなどが、さらにはスーツなども採寸されて支給されます。注意しないといけないのは
「大会期間中こういうイベントの際はこういう服装で…」
という厳密なレギュレーションがあり、遵守する必要があります。当たり前ですが…。
ややこしいのは競技団体からもウエアなど用具が支給される場合がありまして、着用・使用のTPOをさらにきっちりと行わないといけません。シューズなど個人契約をしている場合も、以前はチーム契約が優先されたんです。増田先生は支給シューズを忘れた日本代表選手にシューズを貸して裸足で閉会式に参加した経験があるそうです。
「お!このデザイン、懐かしい」
と思われる方も多いのでは無いでしょうか。『ドーハの悲劇』の頃のものですが、当時ようやく代表チームのデザインが統一されたんです。しかしサプライヤーは3社で順繰り順繰りでした。ちょうど2002年ワールドカップ招致活動の頃で、そのアピールのロゴも右胸に入っています。そういう観点からも厳格な着用が必要なんです。
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