貴晶会戸田リウマチ科クリニック

今回も関西医療大学の増田教授に教えてもらいました。　「日本にはスポーツ文化がまだまだ根付いていない」とよく言われます。確かにヨーロッパ諸国に行きますと、サッカーを行えるグラウンドがそれこそどこにでもあります。もちろん協会やプロチームの持ち物もありますが、どこが管理しているのか分からない？施設も数多いです。　私は韓国にも何度も行った経験があるのですが、非常に不自然な程田舎に素晴らしいグラウンドがあって驚いた経験が何度もあります。 現地の方に質問しますと『連帯貢献金制度のおかげだ』と教えてくれました。これはある選手が国際移籍をした場合、12~15歳時に所属していたチームには移籍金の0.25%を、16~23歳時に所属していたチームは0.5%を支払うという制度なんです。 今はこの比率が変わっているかもしれませんし、育成補償金という移籍なしでも発生するお金もあります、Jリーグでも似た制度があります。 私の知っている某選手が所属していた関西のある町クラブには3000万円程が支払われていたそうです。 つまりはスカウトや代理人の人は12歳の子供をターゲットにしている場合もあるんです。私の近所に住んでいた上手な小学生が急にいなくなって「怪我でもしたのか？」と思ったらスカウトされてご家族ごと関東に引っ越したらしいです。元気にボールを蹴っていたらいいんですが…。解説：江坂の整形外科診療所　戸田整形外科リウマチ科クリニック院長　戸田佳孝