ニシキヘビは毒を持たず性格はおとなしくペットにできるが、非常に危険な動物。
岡山県倉敷市福田町古新田で、2022年4月15日にペットとして飼われていた体長2mの大型のヘビボールパイソンが逃げ、行方が分からなりましたが、18日午後に飼い主の車の中で発見されました。ボールパイソンはニシキヘビの一種で、毒は持たず性格はおとなしいと発表されていました。同じような事件が、2021年5月にも横浜市戸塚区名瀬町のアパートで飼われ、ケージから逃げ出した体長約3.5メートルのアミメニシキヘビが16日ぶりに捕獲されたという事件もありました。最近、ペットとしてのニシキヘビが増えています
ニシキヘビは毒を持たず性格はおとなしいということですが、危険な動物です。体が大きい分、牙も長いので、噛まれたら牙の先が皮膚の奥深くに到達。そこで雑菌が繁殖します。マレーシアからの報告では破傷風トキソイドと抗生物質を与えたが,3日後に化膿し、その後、障害が残った症例や噛まれた後、引離そうとし腕を引っ張った時に.多量の出血と尺側及び撓側伸筋の腱鞘の破損があった為,治癒後も腕の運動障害が残った症例が報告されています(Muthusamy E.(マレーシア), Gopalakrishnakone P.:The Snake.22: 113-119,1990)
これはヘビ全体に言えることですが、へびの糞には激しい吐き気発熱を催すサルモネラ菌が含まれていることがあります。河野先生の報告では時々、蛇を体に這わせて遊んでいるとその服から感染したと思われるサルモネラ菌が生後2か月の赤ちゃんで発病しました(河野香ほか:日本小児科学会雑誌.125: 1072-1077,2021)。
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