猛暑には脂肪分を少し多めに摂った方が良い
コレステロールの良い役割の一つはホルモンの原料になることが挙げられます。ステロイドホルモンと呼ばれるホルモンは、副腎皮質、精巣、卵巣、胎盤でコレステロールから作られます。ステロイドホルモンの良い役割の一つにはストレスに打ち勝つ作用があります。↓そして、夏の暑さは体にとって非常に強いストレスとなります
瓜生先生達は熱中症や夏バテで救急搬送された熱中症患者さんの血中のコルチゾルというステロイドホルモンの30分値は正常値以下であり、そのステロイドホルモンを補充すると正常に戻ったそうです、
土用の丑の日にうなぎを食べる習慣も脂肪分であるコレステロールとエネルギーの産生効率をよくするビタミンB12を豊富に含んでいるからです。スタイル維持のために脂っこいものは食べないなどと言わず、猛暑が予想される今年の夏を少し多めに食べて下さいね。
論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
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