腰痛予防には赤みのロースを鍛えよう
年齢の変化で腰が曲がってくるのは骨粗鬆症の影響もありますが、背骨を支えている赤いコア筋(持続的に収縮)が痩せてくる影響もあります。ちなみに焼肉のロースは牛の背筋です。赤い筋肉は瞬発な筋トレではなく、姿勢を保つ筋トレで強くなります。
筋肉には白い筋肉と赤い筋肉があり、白い筋肉は素早い動きに関係するため速筋と呼ばれます。刺し身のヒラメは白く、ヒラメは危険を感じると速く逃げますよね。一方赤い筋肉は動きを持続することに関係します。マグロは止まると死ぬと言われています。赤みの魚ですよね。腰痛予防には赤い筋肉による持続的な動きを鍛えましょう。だから、素早く頭を持ち上げて背筋を伸ばす筋肉よりバランスボールの上で肘を立てて姿勢を維持するコアエクササイズがお薦めです。 解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
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