骨粗鬆症の年代別予防法。
中年期の骨粗しょう症予防にはジャンプと筋トレが良いです。なぜならば、中年期には筋肉が衰えていくからです。いくらジャンプをして骨密度だけが増えても筋力が衰えて骨にかかる負担が増えれば骨は変形していくからです。腰痛に関連する筋肉であり、サイドブリッジで鍛えられる腰方形筋の容積は女性の場合、20歳代のグループに比べて40歳~59歳のグループでは30%も減っていました。だから、中年期の骨粗鬆症予防にはジャンプとサイドブリッジで筋力訓練をしましょう。
65歳以上では骨粗しょう症による円背を予防することが重要です。そのためには、リュックサックを背負って背筋運動をするのが良いです。ある調査では閉経後女性(平均年齢: 56.8 歳)に対し,背筋の最大筋力の30 %の負荷を背負って行う背筋強化訓練( 1日10回,週5回)を 2年間行ってもらいました。そして10年後に再調査を行ったところこの背筋運動をしなかった人達に比べて背筋力と腰椎骨密度は明白になったおり,椎体骨折発生率は62.8 % に減っていました。解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
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