最大心拍数の30%の負荷の弱い運動は副交感神経を活発にする。
奥村先生達の研究では最大心拍数(一番息が切れるぐらい激しい運動)の60%(つまり強い)負荷で電動自転車を漕いだ場合と30%(つまり弱い負荷)で運動をした場合の交感神経と副交感神経の活動を測定しました。その結果、60%では交感神経活動指標に上昇し、興奮状態になりました。30%負荷の運動後で副交感神経の活動が上昇し, 「不安・緊張」と「抑うつ」に低下を認めました。つまり、短距離などの激しい有酸素運動は興奮を促し、ウォーキングなどの弱い有酸素運動はうつ状態やストレスの解消に役立つという結果になりました。解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
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