自分も認知症になると勝手に思い自殺する中高年が急増。
親戚に認知症の人がいると「自分も認知症が遺伝しているのではないか」と不安になる人が多いです。そしてちょっとした物忘れがあると、「ああ、とうとう認知症が来た」と思い、うつ病になる人が増えています。石田先生の解説では、自殺者に占める高齢者の割合は30%を超えており、その多くは認知症の初期の方です。その傾向はコロナ禍で強くなりました。自分で認知の進行に気づくと「他人に迷惑をかけたくない」と思いがちです。認知症が始まったかなと思ったら一人で悩まずに病院に行き、検査してもらいましょう。そして周りの人がメンタルヘルスは高齢者にこそ必要だということを意識しましょう。高齢者のメンタルヘルスにはボランティア活動に参加することが有効です。解説:戸田リウマチ科クリニック院長 大和大学整形外科非常勤講師 戸田佳孝
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