薬の添付文章は責任逃れのため何でもかんでも禁止。
それを信じている薬剤師が厄介。薬剤AIDS問題で厚生労働省が敗訴して以来、日本の製薬会社は副作用について責任のがれのため添付文章に何でもかんでも禁止にする傾向があります。例えば、痛み止めのセレコキシブ(商品名:セレコックス)という薬は医学研究ではほとんど母乳に移動しないので国立成育医療研究センターのホームページには使用可能となっています。しかし、添付文章では少しでも移行していれば、「母乳中に移動でするという研究報告もある」という表現になります。授乳している人の痛みにセレコキシブを処方すると薬剤師が「添付文書に禁止と書いてある」と鬼の首をとったように電話をしてくることがあります。僕はそんな時、だったら,授乳中に痛みがあれば、我慢するしかないのかと僕は反論します.解説:戸田リウマチ科クリニック院長 大和大学整形外科非常勤講師 戸田佳孝
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