35%の確率で認知症を予防する方法。
我が国の65歳以上の認知症患者数は2020年に約602万人、2025年には約675万人(有病率18.5%)と5.4人に1人程度が認知症になると予測されています。
二〇一七年、英国の医学誌「ランセット」でLivingston先生達は認知症の35%は予防可能で、大きく9つの因子に分類されると発表しました。
12歳までの幼少期の教育、中年期高血圧、中年期肥満、難聴、運動不足、社会的孤立、喫煙、うつ病、糖尿病
特に、難聴の人は健聴者と比べ認知症のリスクが約二倍に上がる。その理由は耳は二十四時間、忙しく働き続けています。寝ているときも周囲の音を解析して、危害を与えるものが来ないかを判断している。ところが加齢が進んで聴力が低下すると、必要な音しか聞こえなくなる。すると、脳の活動が低下して認知機能が衰えてしまうのです。解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
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