ウォーキングは目の老化も防ぐ。ただし、段差のないコースを選ぼう。
白内障を治療せずにいると緑内障が起こってくることがあります。レンズの周りの液体が停滞するようになると眼内圧が上昇します。上昇した圧力によって視神経が圧迫して視野狭窄が起こっています。アメリカのジョンズ・ホプキンス大学のリー先生達は緑内障の高齢者141人毎日遠くを見るようにしながら5000歩ウォーキングまたは座らないで活動を2.6時間行ってもらいましたその結果平均的な視野欠損の割合が10%減少しました。ウォーキングで目がゆるく振動することで眼内圧を下げるため緑内障にも効果があります。
ただし、眼圧高めの方は川沿いなど段差のないウォーキングコースは選びましょう。田村先生達の調査では11名の40歳以上の後期緑内障患者さんとその家族22名を対象に調査を行いました。その結果、緑内障患者さん9名(81.8%)が視野狭窄を自覚していませんでした。また、家族の評価では日常歩行は、「段差場面」の問題が最も大きいと評価されていました。このため、本人に視野が狭くなっているという自覚なく、段差でつまづくことが多いだめ、ウォーキングコースを選ぶ時は階段などの段差のないコースを選ぶようにしましょう。解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
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