脊椎矯正固定術後は腰曲がりは改善されたが、腰が曲がらなくこともある。
友利先生の解説では、近年の脊椎矯正固定術の進歩によって「歳の変化だからだから仕方がない」と諦めていた腰曲がりは手術によって矯正することができるようになりました。手術によってシルバーカーを使用せずに済むようになり生活の質が劇的に向上します。しかし、その一方で脊椎矯正固定術後は腰曲がりは改善されたが、腰が曲がらなくこともあり、新たな日常生活動作の障害も出てきます。その点を十分理解した上で脊椎矯正固定術を受けましょう。ちなみに腰曲がりの原因は骨粗鬆症によって多くの椎体が骨折することです。歳をとって背中が曲がってくるのは骨粗鬆症のせいでいくつも骨が圧迫骨折を起こすからからです。しかも一度背骨が骨折を起こすと力のバランスが崩れくるので次に新しい背骨が骨折する危険性がたかくなります。初めて骨折の1年後に二つ目の骨折が起こる確率は初めて骨折が起こる確率の2.7倍です。だから、一度骨折が起これば、骨粗鬆症の進行を防ぐ治療をするべきです.解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
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