経営者は社員の休日の過ごし方を含めた腰痛の原因に興味を持つべきだ。
月井先生の解説によると、腰痛がある社員が多いと労働生産性が著しく落ちます。逆に腰痛対策をすれば売上が伸びる可能性があります。だから、経営者は人間関係によるストレスなど心理的な問題を改善することや仕事中腰痛になりやすい姿勢の見直しが必要です。また社員が休み中に上手く腰痛を改善できるようなストレス発散や運動を行っているかどうかにも興味を持つべきだと解説しています。
腰痛のリエゾン(フランス語で連携)療法では、それまで、「痛みのせいで何もできない」という認識を、「痛みがあってもやれることはたくさんある」という方向に意識を変えていきます。例えば、腰痛や膝の痛みがあっても太腿を高くあげる足踏みならできる人が多いでしょう。できる運動をすれば、脳内から内因性のオピオイド物質(鎮痛成分)が放出され、天然の痛み止めになります。痛いからといって痛み止めの薬を飲むよりは、できる運動をする方が副作用もありません。解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
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