貴晶会戸田リウマチ科クリニック

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男性は高齢になっても生殖能力にこだわる人が多い。

佐藤先生の解説によると男性更年期障害症候群と勃起障害は中高齢男性の生活の質に重要な疾患群であるといいます。男性更年期障害症候群は年齢に伴う男性ホルモンの分泌低下が原因です。勃起不全の最も重要な要因は血管内皮障害,動脈硬化であり,また神経伝達物質の放出障害による神経機能障害も関与します。女性は閉経後も月経を取り戻したいと考える人は少ないですが、男性はいくつになっても生殖能力にこだわる人が多く、保険外診療である勃起改善薬が高値で良く売れています。 更年期障害といえば、閉経前後に女性ホルモンの分泌が減り、女性がなる病気というイメージがあります。しかし、男性でも男性ホルモン(テストステロン)が低下すると、肥満や筋力低下などの生活習慣病にはじまり、腎障害や冠動脈疾患といった臓器障害、認知症や寝たきりなどの機能障害にまで影響を及ぼします。男性更年期障害の診断法は17項目をない=1点、軽い=2点、中程度=3点、重い=4点、非常に重い=5点に分けて合計します。37点以上であれば、中等症ですので治療をした方が良いです。解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝