軽いタッチの全身マッサージは膝の痛みを和らげる。
Perlman 先生達の研究では100名の変形性膝関節症患者さんに軽いタッチの全身マッサージを週に1回1時間行い、残りの100名にはマッサージは行わず膝を機械で温めるなどの通常の物理療法を行いました。その結果、8週間後、マッサージを行わなかった人達と比較して、変形性膝関節症の日常動作に関する重症度指数が大幅に改善しました。しかし、52週後にもマッサージを行わない人より改善していたが、差は広がりませんでした。つまり、軽いタッチの全身マッサージは変形性膝関節症の治療にはならないが,副作用の少ないケアになり、現状を維持できる効果があると考えられました。だから、膝が痛むおじいちゃん、おばあちゃんが家族にいれば時々マッサージをして挙げて下さい。解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
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