貴晶会戸田リウマチ科クリニック

診察予約・お問合せは 06-6387-4114
受付時間 | 9:30〜12:30(月-土) 15:30〜18:30(月-水,金)

風邪に対する緑茶うがいは薄くても効く。

風邪の予防には、緑茶でのうがいが効果的です。なぜなら緑茶に含まれるカテキンには、抗菌・抗ウイルス作用があり、喉の殺菌に役立ちます。Tominaga先生達は大学生209名を高濃度のカテキン(濃度約76.4mg/dL)、低濃度のカテキン(濃度約30.8mg/dL)、カテキンなしの3週類でうがいをするグループに分け、それぞれ3ヶ月間うがいをしてもらいました。その結果、風邪を発症した人の割合は高濃度うがいグループでは6名(9.1%)、低濃度うがいグループでは7名(10.8%)、カテキン無しうがいグループでは11名(15.7%)でした。つまり、カテキンありの方がなしより風邪を予防する効果が強いが、濃いと薄いでは差がありませんでした。だから薄い緑茶のうがいでも風邪予防には効果があることあがわかりました。 膝の痛みのため動作が制限されたら緑茶を飲みましょう。大森先生達の研究では初期の変形性膝関節症の患者さんにカテキン多く飲ましながら大腿四頭筋訓練を行った患者ではカテキンを飲まずに大腿四頭筋訓練を行った患者さんに比べて、椅子から立ち上がり歩いてUターンしてくる(time up and go test)時間が短かった。その理由としてカテキン摂取による神経-筋機能改善への影響が考えられます。解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝