貴晶会戸田リウマチ科クリニック

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睡眠薬は年齢によって使い分けた方が良い。

現在日本ではうつ病は生涯に約15人に1人が発症する一般的な病気です。うつ病では、不眠の症状が併存しやすく、うつ病患者の8割以上が不眠の症状を経験しています。このためベンゾジアゼピン系睡眠薬(商品名デパスなど)が処方されます。しかし、加藤先生達が指摘しているようにベンゾジアゼピン系睡眠薬(商品名デパスなど)はふらつきによる転倒のリスクが高く,特に高齢者では転倒骨折の原因となります。その点レンボレキサント(商品名デエビゴ)では睡眠薬による転倒が少なく、うつ病や高齢者にはお薦めの睡眠薬です しかし、逆に深い睡眠を得ることが困難であり、浅い睡眠(レム睡眠)の割合が多くなり、夢を見やすくなります。嫌なできごとを体験して眠れない患者さんが服用すると悪夢を見やすくなります。僕はストレスが多いせいかデエビゴを飲むとすぐに悪夢を見るので、飲まないようにしています。解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝