脳性麻痺の10%程度しか分娩時の低酸素は原因となっていない。
松本市立病院では今年4月、助産師2人が胎児の心拍数の異常を医師に伝えず生まれた赤ちゃんの脳に障害が残る医療ミスが発生。7月から分べんを休止しました。脳性麻痺と診断されると「分娩時にもっと良い方法はなかったのか?」となるお気持ちは当然でしょう。しかし、木村先生が解説しているようには現在では脳性麻痺の10%程度しか分娩時の低酸素は原因となっていないとされています。また木村先生は脳性麻痺の発生の責任を問う訴訟が起こると, 陣痛時胎児心拍数陣痛図異常を指摘され医師側の裁判に負けるケースが多く,若い医師が産婦人科を選択しない理由の一つでなっていると解説しています 解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
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