首だけを冷やしても熱中症対策にはならない。
この時期になると熱中症対策にニッククーラーを着けている高齢者の患者さんが増えますしかし、熱中症は、高温多湿な環境下で体温調節機能が破綻し、体内に熱がこもることで引き起こされます。Ishizuka先生の研究では14人の男性に頸部冷却条件および非冷却条件で、35℃・湿度50%の環境下で自転車エルゴメータ運動を実施しました。その結果、深部体温、皮膚温、推定発汗量に両条件の間で明白な差は認められませんでした。以上より頸部だけを冷やしても体温上昇抑制効果は少ないと結論されました。熱中症を予防するには、「こまめな水分・塩分補給」と「エアコン等による暑熱環境の回避」で全身的な環境を整えることが大事です。解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
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