「コレステロールが高い」には二種類ある。
大雑把に言うと悪玉コレステロール値が高いと心臓の冠動脈疾患になりやすく、中性脂肪の数値が高いと、脳梗塞のリスクも上がります。岡崎先生の解説によると悪玉コレステロールつまり低比重リポ蛋白コレステロール(略してLDL-C)が長年にわたって蓄積するとどう動脈の柔らかさが失われる動脈硬化になり易く、心臓や血管の病気になりやすいです
金澤先生達の報告では脳梗塞になる前には多数の動脈血管狭窄のあることが判明しました。岡村先生の2022年に改定された動脈硬化性疾患予防ガイドラインでは、中性脂肪が高いとアテローム血栓脳梗塞になりやすいです。
つまり、中性脂肪が高いと脳梗塞になりやすいと考えられます
論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
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