ぎっくり腰は早く動いたほうが早く治る
腰痛における治療の基本は安静でなく、活動性の維持です。3ヶ月以上腰痛が続く慢性腰痛では活動性の低下するため背骨を支える筋肉が痩せてくることや筋肉が固くなって柔軟性がなくなりやすくなり、そのため、動かすと痛くなるので、動かさないという痛みの悪循環が生じます。この悪循環を断ち切るためには運動療法が効果的です。また、腰痛になることをさけるために下腹を突き出す姿勢(腰椎前彎の増強)が腰痛の発生、悪化を引き起こすため、正しい姿勢を保つことも重要です(小松淳ほか:成人病と生活習慣病.45: 1394-1399,2015.)。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田リウマチ科クリニック院長 大和大学整形外科非常勤講師 戸田佳孝
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