貴晶会戸田リウマチ科クリニック

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もうすぐメンバー発表。日本の育成方法トレセンの効果は?

今回も関西医療大学の増田教授に教えてもらいました↓。カタールワールドカップ開幕まであと1か月となりました。11月に入ると日本代表メンバーも発表の予定です。どんな顔ぶれになりますでしょうか。さて今回は人材発掘に関するお話です。Jリーグが始まるまで日本代表チームはお隣の国に何度も何度も煮湯を飲まされてワールドカップどころかオリンピックもはるか遠い目標でした。 お隣の国の人材発掘システムは『ベスト4ルール』と言われ、たとえば高校の全国大会でベスト4に入らないと大学でサッカーはできないというものでした。 それを反面教師としたのかどうかは分かりませんが、日本ではトレセン制度が発足しました。強豪チームに所属していなくても隠れた逸材を見逃さない様に幅広く選抜してその年代のラージグループを作り上げるというシステムです。 ワールドカップは17歳以下から設けられていますから、16歳時点でアジア予選があり、したがって15歳から代表チーム活動が始まります。 もちろんこれらの活動は普及という目的もあります。コロナ禍が落ち着いてきた最近ではさらにきめ細かい試みもなされています。Jリーグ下部組織に所属していない中学校のサッカー部やいわゆる街クラブでボールを蹴っている選手だけのトレセン、体格差を考慮して早生まれと遅生まれをきっちりと分けて召集するプログラム、小学生年代では男女一緒に参加するシステム、女子中学生のみのイベントも行われています。↓少々飛躍し過ぎかもしれませんが、『史上最大の番狂わせ』で天皇杯を初制覇したヴァンフォーレ甲府のお爺ちゃんサポーターのお姿を拝見するに、様々なイベントのお陰でサッカーが確実に普及してきた事実を実感します。 我らが代表は厳しいグループに入りましたが、頑張って頂きたいものです。 解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝