スギ花粉症なら冬にトマトを多く食べよう
今年もそろそろ寒くなってきましたね(2021年10月28日記載)。スギ花粉症はスギの多い山間部ではなく都会に花粉症患者が多いのでしょうか?また、なぜスギは太古の昔からあるのに高度経済成長期以降になって初めて患者が見つかったのでしょうか? 村中先生達の研究では花粉だけでは花粉症は発生せず、車の排気ガスが加わると発症することがわかりました。だから、市中部で患者さんが多いのです(村中正治:日本本医事新報社/85年4月6日号)。
トマトにはアレルギー反応を少なくするポリフェノールが含まれています。国内のある研究所の研究ではスギ花粉症を持つ人に1月10日から2ヶ月間、トマトからの抽出物を毎日飲んでもらうと、その年の花粉症の症状が軽かったです(小幡明雄:アレルギー・免疫.15:676-682,2008.)。つまり、本格的に花粉が飛ぶ前からトマトを毎日食べるとアレルギー反応が起こりにくいそうです。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
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