ヒアルロン酸を飲んでいると肝臓が悪いと間違えるかもしれません
ヒアルロン酸は関節の軟骨を作っている物質なので、体に良い物というイメージがありますよね。でも、血液中のヒアルロン酸の濃度は肝硬変の人で上がってくるのです。口から飲んで胃や腸で吸収されたヒアルロン酸の90%以上は肝臓で分解されます。このため、肝疾患では血中濃度が増加する。特に、血液中のヒアルロン酸が200ng/ml以上の場合は
肝硬変であることが多いです(上野隆登ほか:肝臓.32:767-774,1991)。だから、内科で肝臓の検査を受ける時には「健康のため、ヒアルロン酸を飲んでいます」と言った方がいいのではと僕は思います。論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田リウマチ科クリニック院長 大和大学整形外科非常勤講師 戸田佳孝
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