一人でトイレに行くためには膝を曲げる筋力が必要。
高齢になると便秘症になる人が増えます。中島先生達の解説では便秘症患者の6割には便意がないので、治療とセットでトイレに行くことを促すことが大切です。そのためには手すりを使ってでも自分で便座にゆっくり腰を落とすための筋力が必要です。この動作で最も働く筋肉は太ももの裏側にあるハムストリングスという筋肉です。ハムストリングスを安全に鍛えるためには壁の隅にもたれかかりながら膝を曲げるスクワットをしましょう。壁に隅にもたれれば膝の痛む人も痛みなくハムストリングスを鍛えることができます。朝、昼、晩の1日3セットですが、忘れた場合は1日で15回以上になれば問題ありません。解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
前の記事へ | TOPヘ |