中年女性に多い腰痛症の特徴は肩こりと一緒に起きる。
辻下先生達はパソコン操作を主体とした作業に従事する中年女性従業員335名を対象として肩こりと腰痛のアンケートを行いました。その結果、肩こりと腰痛の両方ある人は全体47.6%(約半数)でした。肩こりも腰痛もない人や肩こりだけの人や腰痛だけの人に比べて、肩こりと腰痛の両方ある人は更年期障害の尺度であるクッパーマン指数が高かったです。その理由は更年期を迎えると、エストロゲンの分泌が減少して自律神経の機能が乱れ、血液循環がスムーズに行われなくなり腰痛だけではなく肩こりも合併するのです。解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
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