貴晶会戸田リウマチ科クリニック

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体力が極端に弱っている子と使い過ぎの子の二極化現象

体を支持する筋力の不足からか、雑巾掛けをする際に腕で体を支えられない児童も報告されています。一方で、過剰に運動をし過ぎると、Overuse syndrome(使い過ぎ症候群)となり、野球肘、オスグッドシュラッテル病、腰椎分離症、疲労骨折などの運動器疾患を引き起こす場合もあります。この二極化現象が児童・生徒の運動器における問題である。松田先生達は体を指示する筋力の指標として両腕を体側に沿えた腹臥位から勢いをつけずに、上体を床から起こして保持させた「からだ挙げ」が役に立つと報告しています。(松田雅弘ら:調査研究ジャーナル.5: 111-119,2016.)論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝