医療類似行為による事故では骨折の見落としと骨折の頻度が高い。
医師免許がなければ単純レントゲン写真を読影することはできません。特にわかりにくい小さな手や足の骨や肺と接している肋骨骨折です。宮崎先生らの報告ではマサージや整体や柔道整復による事故は.職種としては,柔道整復師が最も多く,施術による骨折事故43例や,症状の悪化257例が報告されました。不適切な施術例143例,骨折の見逃し110例,骨折以外の見逃しも15例ありました。
歳をとってくると骨粗鬆症になり、骨が折れやすくなります。また、背骨が曲がってくると肋骨にかかる負担が大きくなります。だから、お年寄の肋骨は折れやすくなっています。横になって上から脇腹をもむとそれだけでも肋骨骨折を起こすことがありますので、横になってのマッサージはやめましょう。解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
前の記事へ | TOPヘ | 次の記事へ |