貴晶会戸田リウマチ科クリニック

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妊娠中の腰痛にガスケアアプローチが良いならビール腹の人にも良いかも。

妊娠中は胎児の重みで腰椎に負担がかかり腰痛が起きやすいです。しかし、妊娠中の腰痛で整形外科を受診されても胎児への影響を考え、薬はだせない、腹部を圧迫するのでコルセットも処方できません。藤島先生達は産後骨盤トラブルの予防のためガスケアプローチを薦めておられます。「ガスケアプローチ」とは、脊椎をのばした良い姿勢で、骨盤底筋群を一時的に収縮させ下腹部から上に向かって息を吐き(腹式呼吸)その後息をこらえて胸郭を広げると、横隔膜が挙上され、腹腔内の諸臓器・骨盤底も挙上される体操です。僕は妊娠中の腰痛にガスケアプローチが効くのなら同じように腹部に荷重のかかったビール腹の腰痛の患者さんにもガスケアプローチが効くと考えます  深い呼吸には自律神経の作用を整える効果があります。曽先生達の研究によると順式腹式呼吸法によって息をゆっくり吸って、力強く息を出す腹式呼吸は難治性高血圧の改善に有効でした。また、複式呼吸は低血圧の人には血圧を上げる効果がありました。つまり、腹式呼吸には血圧を正常に保つ効果があります。解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝