貴晶会戸田リウマチ科クリニック

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春は新人医師や看護師の練習の季節。採血の失敗を許してやって下さい

今回も関西医療大学の増田教授に教えてもらいました。様々な医療資格の国家試験の合格発表がなされ、希望に燃えた新人の皆様が医療の現場にデビューする時期となりました。私の教え子で日本と韓国両方の医師国家試験に合格した者がおります。彼によると同じ医師国家試験でも内容はかなり違うそうです。一言で言うと日本は『広く浅く』韓国は『狭く深く』らしいです。あと、韓国では筆記試験に加えて実技試験もあるそうです。 あれ?という事は日本では基本的な技術的トレーニングはどこで?? やはり新人の時に頑張ってトレーニングするんです。スタッフ同士で練習することがほとんどでした。 こんにゃくを使って手術の練習などもします。田中先生の研究ではコンニャクは初心者が分層皮膚を採取するための練習材料として,十分に利用できると述べておられます(田中克己ほか:日本形成外科学会会誌.25:475-478,2005)。あと、血管縫合の練習にコンドームを縫うなんてこともやります。 最近は練習用のキットもあるんです。左は採血や静脈注射練習用のキットです。真ん中はちょっとリアルな採血用キットです。実はネットショップで簡単に入手可能なんです。下は傷の縫合を練習するキットです。日本人は総じて器用だと言われています。相性もあります。最初は上手くいかなくても温かく?見守って頂きたいと思います。↓そう言えば静脈注射をする際に注射器を持って『素振り』している研修医の先生がいましたわ。 論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝