貴晶会戸田リウマチ科クリニック

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栄養管理をしてもらうとプロ野球選手は故障しながらプレイする確率が減る。

プレゼンティズムとは疾病出勤のことで出社しているものの、何らかの健康問題によって業務効率が落ちている状況です。桑原先生はプロ野球選手において、入団前の継続的な栄養サポート歴と、競技シーズン中のコンディションの関連を調べました。奥さんやお母さんを含んだ誰かに栄養管理をしてもらっている選手はしてもらっていない選手に比べて「気持ちの安定感」が明白に高く、プレゼンティーイズムは明白に低かったです。 白土先生達の1865人のサラリーマンを対象にした調査ではコロナ流行前に腰痛なく出社できていた人がコロナ流行後に腰痛をかかえながら出勤している、つまり腰痛によるプレゼンティズムが起こるオッズ比は4.26、つまりリスク比が4.26倍でした。その理由はリモートワークによって座る時間が長くなったことも関連しますが、精神的な問題、特にうつ状態が関連していると考えています 経済協力開発機構の心の健康に関する調査によれば、日本のうつ病やうつ状態の人の割合は、2013年の調査では7.9%でしたが、2020には17.3%と倍以上になっています。誰かに栄養管理をしてもらえば、腰痛によるプレゼンティズムも解消される可能性があります。解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝