注射部位の皮膚をつまんでもらうと心の準備ができて痛みが和らぐ。
注射を痛くなくする秘訣の一つは打つ前に皮膚をつまんでもらうことです。注射前に皮膚をつまむと、痛みを感じにくくなります。その理由は注射の痛みを感じる神経よりも先に、つまむという刺激が脊髄に伝わることで、脳に届く痛みの信号がブロックされます。これをケーとコントロール作用といいます。また、ある患者さんが教えてくれましたが、注射部位の皮膚をつまんでもらうと注射部位が見えなくても目をつぶっていても「ここに痛みが来るぞ」という心の準備ができるそうです。注射が苦手な方は「注射の前に打つ場所をつまんでいただけませんか?」と頼んでみてはいかがでしょうか? 解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
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