貴晶会戸田リウマチ科クリニック

診察予約・お問合せは 06-6387-4114
受付時間 | 9:30〜12:30(月-土) 15:30〜18:30(月-水,金)

湿布に関する知識を深め湿布を上手に使いこなそう。

常深(つねみ)先生達の調査では施設に入所している高齢者を診察している1000人の医師に応えてもらいました。その結果、皮膚の乾燥や痒みがあるお年寄りの割合は37.0%もいました。その原因の一つは湿布でした。なぜなら湿布を剥がす時に保湿層も剥がれるので乾燥肌になり、かゆみがでるからです。湿布を使用していた高齢者の割合は17.5%でしたが、その中で22.7%に皮膚症状がでていました。湿布を全身にベタベタ貼るのは辞めるようにしましょう。 肩こりなどで湿布を貼るとカブれて痒くなるからと言って安易に筋弛緩薬や抗不安薬を用いるのは整形外科医として賛成できません。脳神経内科医である福武先生は、「肩こり」の三大原因はストレス,運動不足,姿勢の悪さであり、肩こりの治療にあたっては内科医であっても、まず肩こりの原因除去を考え、治療薬は飲み薬ではなくカプサイシン入り、つまり唐辛子の成分入り温湿布を第一選択にするべきであると解説しています。解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝