生活習慣病になった時のために配偶者とのコミュニケーションを大事にしよう。
糖尿病になると患者さんが食事などの自己管理を継続するために生活習慣の変更することは同居家族の生活にも大きな影響を与えます。高橋先生達の研究では患者さん自身も治療により家族に負担を与えることで,自分自身の病気に対して負の感情を抱いていることが推察されました。したがって, 生活習慣病になった時のためにも配偶者とのコミュニケーションを大事にしておく必要があります。朝倉先生によると自己注射での短所は他人からの視線の痛みが問題であると述べています。つまり、同居している人に「見るのが怖いから私の見えないところで打って」などと言われて「そんなにこわいことをしているんだ」と思ってしまう点です。治療を受ける前の説明には同居している人に同席してもらい、「蚊の針ぐらいの太さで痛くない」ということをしっかり聞いてもらい、協力してもらうようにしましょう。解説:戸田リウマチ科クリニック院長 大和大学整形外科非常勤講師 戸田佳孝
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