睡眠不足や睡眠薬の使用は認知症を招く。
認知症の多くを占めるアルツハイマー病の原因は脳にあるグリア細胞にアミロイドβが沈着しグリア細胞の働きが低下することです。中窪先生の解説では睡眠時間が短くなったり、睡眠薬の使用は脳内でアミロイドβが溜まりやすくなることと密接に関係しています。夜間にしっかり寝るためには昼間によく活動することが重要です。
ただし、30分以内の昼寝は認知症予防になるという研究結果があります。
Kitamura先生達の研究では30分以内の昼寝をすると、アルツハイマー病になる危険が5分の1に減るという報告があります。ただし、60分を超えると逆に、発症率を高めると言われているので昼寝のしすぎは注意が必要です.ベッドで寝てしまうと、ついつい30分以上寝てしまうので、ソファーでの軽い睡眠が良いと思います。解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
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