突き指を甘く見てはいけない
診察をしていると怪我をして2週間以上たってから来院して「ただの突き指だろう。その内治るだろうと思ってました」という患者さんがあいます。こぶしをきつく握って転倒したり、手をついて指を捻じられた時に指の横揺れをふせぐ靭帯の一部分に傷がつきます。 ただの突き指だろうと放置している怪我した指が横に方向に曲がってくるのが特徴です
さらに、放置していると指の軟骨がすり減って関節が太くなり、曲がりにくくなり、握力が弱くなります。だから指を怪我したら「たぶん突き指だろう」と放置せずに炎症を和らげるような湿布をして夜寝ている間だけでも指を安静に保つために取り外しできる装具を着けましょう 解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
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