細い針が普及して指への注射も痛くなくなった
関節リウマチでは指や手の関節も腫れてきますが、指は感覚が鋭いので注射を打つと非常に痛いです。注射針は細い方が痛みは少ないです。現在、国内で販売されている最も細い針は34ゲージという太さです(朝倉俊成ほか:医学と薬学.69:137-146,2013.)。しかし、注射針を細くすれば注入抵抗が増加し,関節などに打つのは困難でした。その問題を3本1組の34ゲージ針に分散させるという針が臨床で普及しています。まずは、コールドスブレーで皮膚の感覚を麻痺させた後に指や手の関節に3本1組の34ゲージ針で注射を打てば痛みが非常に少なくなります。論文の解説 江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
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