経験で得た知識が誰にでも当てはまると証明してみませんか
Stay homeの2020年ゴールデンウィークを皆さんいかがお過ごしでしょうか?僕の尊敬する整形外科医である東京慈恵会医科大学整形外科教授の斎藤充先生が医学雑誌に書いた次のような意味の論説を読み僕は感動しました。『患者さんが教え授けてくれる「感覚」は,患者を診ずにデータだけを解析する研究者には生まれてきません。しかし,その感覚が「誰がどこで治療しても同じ効果がある」ものか確かめないと,他科の医師から「整形外科医はただの大工」だと馬鹿にされます。だからこそ整形外科医は,臨床研究のみならず,それを裏付ける基礎研究を自らの手で行うことも必要であるのです』(斎藤充:それエビデンスありますか?整形外科 .70:1156,2019)。これは整形外科医だけに限ったことではなく、すべての職種に当てはまることだと僕は思います。外出自粛の時間を見直して自分の経験を検証してみてはどうでしょうか?論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
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