貴晶会戸田リウマチ科クリニック

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腕立て伏せでは手を前後斜めに置くとより多くの筋肉が鍛えられる。

斎藤先生達の研究では腕立て伏せをする時に通常の手を並行においた場合と手を前後斜めにおいた場合で大胸筋鎖骨部,大胸筋胸肋部,三角筋鎖骨部,三角筋肩峰部,上腕三頭筋長頭,上腕三頭筋外側頭,上腕二頭筋短頭,烏口腕筋の8つの筋部位に表面電極を貼って筋活動を検査しました。その結果、通常の手を並行に置いた場合には肘を伸ばす時に大胸筋鎖骨部,三角筋鎖骨部および上腕三頭筋外側頭が強く活動しただけでしたが、手を前後斜めについた前に出した腕では全筋部位が肘を曲げる時にも伸ばす時にも活動しました。したがって腕立て伏せでは手を前後斜めに置くとより多くの筋肉が鍛えられることがわかりました。 筋トレでは量より質が大事!効率の良い筋トレは動作を行う時、にどの筋肉、どの関節を動かすのか覚えることが大事です。これをモーターコントロールといいます。例えば、腹筋訓練をする時には働いていることに腹筋に意識を向けるようにしましょう。松原先生達によるとモーターコントロールを行うことによって身体機能や精神心理状態,生活の質を改善するそうです。つまり、筋トレは量より質が大事なのです.解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝