関西の方言「日にち薬」。薬は要らなくても自分で努力はしよう
2022年1月20日(木)の夕刊に「日にち薬」は関西で使われる言葉だそうです。自然に治りますよ。という意味で、それを聞くと安心する患者さんが多いので良い言葉です。
五十肩、四十肩もその年代だけに起こって日にち薬で治る病気と思われがちですが、権田先生の論文では7年経った患者のうち35~50%に痛みが残ると書いています(権田芳範:ペインクリニック.40巻3号 383-395,2019)
だから、腕を積極的に動かし、癒着が起こらないようにしましょう。「日にち薬」とは薬は要らなくても自分で気をつけなくても良いという意味ではありません。
論文の解説:江坂の整形外科診療所 戸田リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
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