階段の勾配は30度未満が膝にかかる負担は少ない
台湾の医師の研究では、勾配が急な階段の上りでは、膝の曲がりが小さくのに、体が前に傾くためひざにかかる負担が増えることがわかりました(Tseng Hsien-Yu et al: Industrial Health 49巻1号 Page30-36,2011)。また、お仕事柄、ハイヒールに熟練した人ほど、階段を下りる時に安定性よりも速度を優先させるため膝関節への負担が増大するという研究結果があります(武藤友和ほか:電子情報通信学会技術研究報告.110巻52号 Page25-29,2010)。だから、階段の勾配は30度未満の方が良いです。また、勾配30度の階段では、段の高さは160mm、段の深さは280mmが推奨されています。
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