高齢者で治療効果が上がらない理由の一つは糖尿病を合併しやすいから。
平成28年の厚生労働省の調査では70歳以上の男性の42%が女性の37%が糖尿病もしくは糖尿病の疑いでした。金原先生達の報告によると75歳以上の糖尿病患者さんは75歳未満の糖尿病患者さんに比べて身体機能、心理機能、認知機能が低下の頻度が増えると述べています。糖尿病になるとヘモグロビンA1cなどの終末糖化産物が増え、血流が悪くなり神経が栄養不足になり治療しても痛みが残りやすい。つまり、同じ治療をしても糖尿病の人は糖尿病でない人に比べて治療効果が出にくいということになります。解説:江坂の整形外科クリニック 戸田整形外科リウマチ科クリニック院長 戸田佳孝
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